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現代の医療では治療の見込めない終末期にあるがん・難病などの患者を対象に行われる医療のことを一般的に終末期医療と言います。終末期医療はターミナルケアとも言われています。
当院の入院患者様の平均年齢は、81歳と後期高齢者の方々が多くを占めています。高齢者に対する医療にも大きな変化が見られ、寝たきりで、ただ寿命を延ばすだけの医療ではなく、生活の質が重視されるようになりました。
平成19年4月に厚生労働省がまとめた「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」によると、終末期医療をマニュアル化することはできず、治療方針は、本人の意思を基本として多職種がつくるチームで判断すべきとのことです。
鹿島病院でも、当院の入院患者層にふさわしい終末期医療のあり方を継続して考えたいという声が各所からあがるようになり、「鹿島病院の終末期医療を考える会」が出来ました。
全職員を対象に、終末期医療についてどんなことを考えているのかを把握するためにアンケート調査をしました。
終末期を迎えるのにふさわしい特別の部屋についての検討。各病棟に個室を準備する必要性、そのレイアウト、家具等の各階の機能、患者層を考慮して検討しました。検討の際には「家族が参加できる」ということを重視しました。
「私の」「自分の」問題として終末期医療を考えるため、職員が患者の立場を擬似的に体験する演習を行いました。死と向き合った人々がどういう悩みを持ち、何を感じるのか。患者の立場で考えることが、私たちの仕事にも役立つのではと考えています。