鹿島病院スタッフブログ

内視鏡診断のAI活用

  • 投稿者:鹿島病院事務局
  • カテゴリー:朝礼でのスピーチ

私が内視鏡を初めてをおこなったのは

医師になって1年目で気管支鏡だった。

当時、胃カメラをする前に自分で

胃カメラファイバーの先端にカメラと

フィルムを装着することからはじまり、

太くとても使いにくいカメラだった。

平成になってからは電子内視鏡になり、

それまではフィルムを現像しないと共有できなかった画像が

その場で共有できることになった。

また、半年かかっていた胃カメラの指導も劇的に早くなった。

今年1月AIを活用し内視鏡画像から胃がんを検出するシステムを

有明病院とAIメディカルサービスとが共同開発したと発表があった。

6㎜以上の胃がんを99%の精度で発見できて、

しかもかかる時間は数秒ということだ。

私もAIの活用で最初に出来るのが画像診断だと思っていた。

AIを活用して迅速に診断が出来るようになるのはいいと思うが、

AIで見落とした場合の責任はだれがとるのだろうかと思ったりする。

最後はサインをした医師がとることになるのだろうか。

また、車の自動運転についても、事故が起きた際は

だれが責任をとることになるのか。

少し疑問に思う。

 


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