鹿島病院スタッフブログ

私が看護師の道に進んだ理由

  • 投稿者:鹿島病院事務局
  • カテゴリー:朝礼でのスピーチ

きっかけは、今までの中に2度あります。

私は高校卒業後、広瀬町の施設で

介護福祉士として働いていました。

当時は、何かあるとすぐに看護師を呼び

指示を仰ぐということがよくありました。

生活のお手伝いはできても、それ以上のことは

範囲を越えるので、分からない事や出来ない事が

沢山あって、もどかしさを感じておりました。

それが一度目の看護師になりたいと思ったときでした。

しかし、その時は20代前半で子どもも小さく、

なかなか看護師への道へ踏み出すことができませんでした。

二度目は、20才後半、祖父の終末期に

関わったことがきっかけです。

体調を崩し、検査をしたときにはすでに遅く、

半年後に亡くなりました。

母と叔母が、毎日順番で病院に泊まり込み、

私も毎日仕事終わりに見舞いに行きました。

ある日、祖父と二人きりになった時に

「困ったなー。おばあさんをおいて

おじいさんは、まだ死ねないんだよ。」

とポツリと言いました。

何もできないことに無力感を感じ、

どうしようもない気持ちになったことは、

今でも覚えております。

その後、意識がもうろうとしてる状態になると、

看護師さんが祖父の身体状態や心身の痛みを一番に理解し、

すぐに援助してくださいました。

関わってくださった看護師さんのように、

患者さんの変化にすぐに気づき援助をおこなって行きたい。

祖父の困ったな、に応えたいと強く思うようになりました。

祖父がなくなり数年後、娘が中学校に上がるタイミングで

看護学校に行こうと決断し、

準看、高看と五年間かかりましたが、

看護師になることができました。

昨年12月から少しずつ出勤させていただき、

先輩看護師さんからの指導を受け、

遠巻きに見守られながら部屋持ちも

させていただいております。

緊張、発見、勉強の日々を楽しくおくっております。

同じチームの先輩看護師さんをはじめ、

違うチームの看護師さんやセラピストに

分からないことを聞いても皆さん親身になって指導して下さり、

とても恵まれた環境だなと思い感謝しております。

少しでも患者さんに、鹿島病院に貢献できるよう頑張ります。

これからもご指導の程よろしくお願いします。


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