鹿島病院スタッフブログ

学芸員の資格

  • 投稿者:鹿島病院事務局
  • カテゴリー:朝礼でのスピーチ

今日は最近面白いなと思ったことについてお話します。

下の娘が今年の夏 学芸員の資格を取る為に、

神戸市の王子動物園に実習に行きました。

実習前から長靴とジャージがいるとか、

担当の動物が決められるなどの話を聞いていましたから、

「どんな実習なのか、どんな動物担当になるの? いいな…。」

など私が質問ばかりしていました。

実習がはじまると、毎日動物園の檻の中からの写真が

送られてきました。(もちろん了解をえて)

実習で一番関心を持ったのはペンギンだったそうです。

ペンギンは30数羽いるようです。

繁殖期になると

「私はこの子が好き、私も好き」

と鳴き交わしペアになって、巣に入っていくようです。

ペアは必ずしもオスとメスというばかりでなく。

メスとメス オスとオスの場合もあり、

オスとオスの場合はいつまでたっても卵が生まれないなぁ…。

メスとメスの場合は、卵は産まれるけど…

いつまでたっても孵化しないなぁ…

ということになります。

そこではじめて、

「あれ????」

という風になっていくようです。

いろいろなペアがいる中、雛がかえると、

たくさんのペンギンが雛を見に来るそうで

「いいわね、かわいい」

という具合にみんなで巣を取り囲みのぞきに来るようで、

母ペンギンはかなりキーとなってイラついているそうです。

オス同士のペアに受精卵を渡してもうまく育てた例があるようですが、

動物園では他の動物園からペンギンを迎えたり、

送り出したりと工夫しているそうです。

自然界ではこんなことがあるのかどうかわからないのですが、

南極で子育てをしているペンギンはブリザードの中、

足の上に卵を載せて雛を孵し、

長い間えさを食べずにすごすようです。

子孫を増やすことに注ぐエネルギーを感じる動物だなと感心し、

興味がわいてきました。


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