鹿島病院スタッフブログ

バイクを替えました

  • 投稿者:鹿島病院事務局
  • カテゴリー:朝礼でのスピーチ

今年、角島へツーリングに行った時のこと、

江津の手前に新しい道路ができて、

その道路はインターチェンジがロータリー式

(ラウンド アバウト)になっていて、

話には聞いていましたが、正直ややこしいなと思いました。

「判断力や俊敏性が衰えたのかな」とも思いました。

最近になって、先ほどの江津の道路でのとまどい。

新聞等での同世代のバイク乗りの転倒事故の記事を散見し、

他人事には思えなくなりました。

何で私達の世代が大型バイクに乗っているのでしょう?

みんな好きだからに尽きるのですが、

もう少し具体的な背景があります。

昔、大型バイクの試験は国家試験のなかでも、

医師や弁護士の試験にも勝るとも劣らないほど

難関だといわれた時代がありました。

実地試験で合格する他に道はなく、

20回や30回の受験は普通でしたが、

それでも合格できず、あきらめた友人もたくさんいました。

当時750ccを超えるバイクは国産メーカーの製品でも

海外から取り寄せなくてはならず、すごく高価だったこと、

またバイクそのものが空前のブームの時代でもありました。

今では免許は教習所で取ることができます。

国産車なら国内で普通に買えるので、

当時と比べ大型バイクに対するハードルが下がりました。

だからそんな過去を過ごした中心世代である50代前後の人達で

当時憧れた大型バイクに乗る人が多いのだと思います。

私も免許を取り、憧れだった750ccに乗り、

次に1100ccに乗り替えました。

そんなある日、

6年間故障もなく、いつも旅の相棒だったバイクがパンクしました。

車やバイクのパンクは珍しいものではありませんが、

反射神経や注意力、体力などバイクを安全に運転する為の

身体的な能力の衰えを感じていた時でしたから、

これはきっと

「もう大型のバイクなんぞ いい加減にした方がいいぞ」

とご先祖からの忠告かなと思い

「バイクを替えよう」と決めました。

高速道路の使える250ccのバイクにすることにしました。

排気量が4分の1になると、さすがにパワーも、

加速も何もかも違います。

最初に乗り出したときあまりに乗り味が違ってとまどいました。

慣れてきた今では、車の流れに乗って走っていると

エンジンの排気音が気持ちよく、

穏やかに楽しく走ることができます。

年齢を重ねると、今まで出来ていたことができなくなったり、

危険になったりします。

高齢者の交通事故が社会問題になっています。

今後、自分も悩みながら歩む道だろうと思います。

その第一弾が、今回のバイクのダウンサイジングでした。

ありのままの自分(個人差はあると思いますが・・)を素直に受け入れて、

無理のない楽しく安全なモーターカーライフを楽しみたいと思います。

 


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